職場で起こりうる次のようなシナリオを考えてみてください。
妥当でない人事考査を言い渡され、恥ずかしくて赤面が収まらない。将来のキャリアプランが台無しになってしまった。
昇進間近と確信していたが、上司は自分ではなく、他の人を昇進させた。そこでキャリアの行き詰ってしまった。
人員削減の結果リストラされてしまった。キャリアが台無しになってしまう。さあ、どうしましょう。あなたの将来はあなた次第です。
上記のような思いがけない事態によって、確かにキャリアパスは反れてしまうでしょう。しかし、事後の状況にどう対応するかにより、どれだけ早くキャリアプランを立て直せるかが変わってきます。
挫折や失敗から立ち直るための方法を考えてみましょう。
自分に猶予を与える:
仕事で失望したときは、感情が冷めてから、どのように前進するかを決めましょう。状況を客観的に見たほうが、自分の将来について理性的な判断を下すことができます。
自分の過ちを認める:
自分の失敗に目を向けず、他人や状況を責めることは、長期的にはマイナスです。どうすべきだったかを考え、ポジティブな状況へと導きましょう。
例えば、対処せずに見過ごした問題はなかったでしょうか。どの時点で状況が悪い方向へと進みはじめたのでしょうか。つらい過去の経験を活かし、失敗から学ぶことができれば、同じ過ちを二度と繰り返すことはありません。
主体的に行動する:
すでに起こってしまったことは変えられません。しかし、次に進む道を選ぶのは自分自身です。次回、成功するためには何をする必要があるか、自問してみてください。
例えば、昇進者に選ばれなかったのは、必要な資質が欠けていたためかもしれません。講習を受けたり、先輩等に相談し、スキルアップを図りましょう。これにより、次のチャンスに有力な候補者となれる可能性があります。
大きく成功している人の多くは、逆境に陥ったり、自身のキャリアを見失うような経験をしているものです。
しかし、彼らは立ち止まらず前進した結果、成功を収めています。最終的には、困難を克服して勝ち取ったキャリアのほうが、平穏にトップに上り詰めるよりも大きな満足感を与えてくれるものです。