誰もがキャリアの段階に応じた、自分の適性年収について考えたことがあることでしょう。しかし、どの程度の額が妥当なのかを確実に知る方法は、あるのでしょうか?
アジア経済は引き続き活況を呈しており、企業は自分達の市場での地位が向上していることにこれまで以上に自信を持つようになっています。これを受けて、さまざまなセクターで雇用の機会が創出されています。
会社に価値をもたらすスキルと経験を備えた人材は引く手数多で、激しい人材競争が起こっています。
優秀な人材を引き付けるため、企業はより魅力的な報酬体系を提示するようになってきています。これは、専門性の高い優れた人材に収入増と生活水準向上のチャンスをもたらしています。キャリアチャンスを最大限に生かすため、定期的に、できれば年に1度は、以下の2つの質問を自分自身に問いかけてみましょう。
「転職すべき時か否か」
専門性の高い優秀な人が自問し、確認すべき主な点は、今の仕事と報酬に満足しているかどうかです。新たな挑戦の機会を強く望んだり、別の会社に行けばもっと収入を上げられると感じるのであれば、転職を検討する時期にきているのかもしれません。
また転職を考えるのであれば、自分のスキルと資質素質に合った市場を見極めることが賢明です。個人の収入力は、能力の高さによってある程度左右されるものですが、外部要因も同様に重要です。
企業があなたと同等レベルの経験を有する人材を見つけられず苦労しているようであるならば、あなたの想定よりもはるかに高い金額でのオファーを提示しようとするかもしれません。一方で、候補者を豊富に確保できている場合は、十分な給与を提示しなければならないというプレッシャーをあまり感じることはないでしょう。
ロバート・ハーフの2021年版給与ガイドは、財務・会計、金融サービス、IT、の専門家のための情報です。職種別、業界別の平均年収や来年度の雇用情勢に関する洞察が盛り込まれています。
昇給交渉に臨む際、あるいは、単に今の年収が適切であるかを確認したいとき、または、給与の相場や水準を知りたいときには、この給与ガイドを是非、活用してみてください。あなたがこれから取るべき行動の方向性を決める上で役に立つ洞察が得られるはずです。