今年も残すところあと少し。さあ、忘年会シーズンの到来です。
忘年会や新年会といった職場のパーティは、人によって好き嫌いが分かれます。ただし、それぞれの好みは別として、そうした集まりはキャリアを築く上で貴重なネットワーキングの機会となる、不可欠なイベントであることは間違いありません。
ロバート・ハーフがご紹介する5つのコツを参考に、今年の忘年会を最大限に活用して社内の人脈を広げましょう。
1. 場面にあった服装を着る
まず失敗してはいけないのが服装です。この先何か月も、同僚たちの笑いの種にならないように気を付けましょう。仕事の後で着替えてから出かける場合は、プロフェッショナルなイメージに傷を付ける露出の多いものや奇抜なもの、ジョークに走った服装は避けましょう。その年に入社したばかりであれば、同僚にどのような服装で参加するのが好ましいかを尋ねます。確証がなければ、無難なスタイルと色合いを選べば安心です。
2. パーティで飲むお酒はほどほどに
ビールやワインが飲み放題のパーティも多いものですが、だからといって飲んでばかりいて時間を無駄にしないようにしましょう。同僚と楽しく杯を傾けるのはせいぜい1~2杯までにします。職場の集まりで飲み過ぎて、テーブルの上で踊ったり、酔い潰れてカラオケのマイクを独占したあげく、CEOに向かって切々と呂律の回らないバラードを歌いあげたりしては、ネットワーキングもキャリアの夢も台無しです。思い切りはじけるのは(カラオケマイクを握るのも)家族と友人の前だけにしておきましょう。
3. 所属部署以外の人と交流するt
いつもの仕事仲間と一緒にいる方が、居心地は良いかもしれません。しかしそれではチーム以外の人とつながるせっかくの機会を逃してしまいます。ビュッフェテーブルの周りを移動しつつ、キャリアに必要な人脈作りに励みましょう。ネットワーキングはやっておいて決して損はありません。会話は、なるべく軽い内容にとどめ、社内の噂話と上司への不平不満は御法度です。親しみを込めつつもプロフェッショナルなマナーを心がけてください。パーティの目的は調和のとれた関係を築くことであり、ただのおしゃべりではありません。仕事の話よりも、同僚が楽しみにしている休暇の話など、当たり障りのない内容が好ましいでしょう。
4. 特定の人を独占しない
特定の人とばかり話すのではなく、さまざまな人と交流するよう心がけましょう。しばらく会話が続いたら、失礼にならないよう(「新しいドリンクをもらってきます」という一言は便利に使えます)に会話を切り上げ、複数の人と会話をしましょう。上級職者ばかりを追いかけるのもよくありません。今後数年間のキャリアのなかで、支えとなってもらえそうな人物、例えば自身の職務に一部関わりのある業務を担う別部門の人などを特定し、話しかけてみましょう。大切なことは、積極的に出会いの輪を広げることです。
5. ネットワーキングで得た新しい関係を育てる
忘年会や職場のパーティで言葉を交わした同僚との関係をさらに深めたい場合は、年明けや翌週にEメールや電話をしても良いかを尋ね、了解が取れればその旨をカレンダーやスケジュールに記し、「口ばかり」と思われないようにきちんと連絡を入れましょう。年末年始に有休をとる人のために名刺を数枚用意しておき、後で思い出してもらえるように手渡すのもよい方法です。
忘年会の後もネットワーキングを進展させていきましょう。LinkedInやその他のソーシャルメディアで新しくつながった人脈を途切れさせず、ランチやコーヒーブレイクに誘ったり、時にはカラオケにでかけたりして、きずなを深めましょう。